1. HOME
  2. ブログ
  3. 【着物TPO小話】意外と知らない~訪問着と付け下げの違い~

【着物TPO小話】意外と知らない~訪問着と付け下げの違い~

こんにちは!

着物通販サイト「着物とみひさ」です。

今日から9月に入りましたね。

秋に近づいて、着物でも過ごしやすい季節になってきました。

そんな着物を着る機会が増えるこの季節に

今回は、「意外と知らない~訪問着と付け下げの違い~」をご紹介します。

【訪問着って何?】

訪問着とは、主にフォーマルなシーンで着用される着物で

パーティーや卒・入学式、結婚式(ゲストの場合)など幅広く着られて

年齢や結婚の有無にかかわらず着用できる着物です。

デザイン的な特徴は、絵羽模様と呼ばれる縫い目に関わらず肩から胸や袖・裾にかけて

一枚の絵のように繋がった柄付けが特徴です。

留め袖なども絵羽模様ですが、模様は下半身にしか入らないので

上半身にも模様があるのが訪問着の特徴と言えます。

また、現代では紬の訪問着もありますが

訪問着とはいえあくまでも紬なので正式な場には着用しません。



ライトグレーに手書き花柄訪問着



ベビーピンク流水文様と秋の草花訪問着

【付け下げとは?】

付け下げは、訪問着と同じように裾と肩や胸に模様のある着物ですが

絵羽模様ではないのが訪問着との大きな違いです。

訪問着よりも少し格の低い礼装になります。

目安としては、訪問着と小紋の間のような格式です。

また、一つ紋を入れると訪問着と同格になります。

付け下げはもともと、贅沢が禁止された太平洋戦争中に

訪問着の華美さをなくすために作られた着物とされており

訪問着の代用品として定着した歴史があります。



鮮やかなオレンジに流水文様と草花付け下げ

【付け下げを着るシーン】

杖下げは、先の紹介の通り訪問着よりも少し格式の低い着物になりますので

お子様の卒・入学式やパーティーなどに着用します。

また、結婚式でも招待状に「平服で」とある場合などにもおすすめです。

【付け下げの小物選び】

付け下げに合わせる帯は、シーンによって変わります。

結婚式やパーティーなどフォーマルな場には袋帯を合わせます。

二重太鼓に結んで華やかな雰囲気で装いましょう。

付け下げの中でも趣味性の高い柄付けのものや、あっさりした柄のものをカジュアルとして着る際は

織りの名古屋帯や洒落袋のコーディネートもおしゃれです。

【TPOを知って楽しい着物ライフを】

着物を着るうえで、知らなきゃ損するTPO。

正しい知識を手に入れて、楽しい着物ライフを送ってくださいね。

★お知らせ★

当店インスタグラムFacebookツイッターでは

着物についての情報や、商品の紹介をしていますので

是非チェックしてくださいね!

関連記事